劉衛流(空手)道場生、くぼけん’Sブログ

沖縄劉衛流龍鳳会香織龍鳳館で空手を学んでます。空手大好き、海大好き、沖縄大好き。そんな気持ちを伝えていきたいです。

鈍足バンザイ!僕は足が遅かったからこそ、今がある。 著者:岡崎慎司(サッカー日本代表) 読書感想文

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この本は、間違いなく岡崎慎司選手自身が書いている!!だって、内容にまとまりはないは、言っていることは支離滅裂だわ。もし、ゴーストライターでしたら、ある意味書くプロですから、出来栄えはもっと良いはず。あっ、岡崎選手、失礼しました。でも、あなたはプロのサッカー選手であって、プロの書き手ではないのだから、文章の良し悪しは気にする必要はありません、熱い想いを私たちに伝えてくだされば良いのです!!

岡崎選手のインセンティブは誰かにほめられたい

岡崎選手は努力家であり練習も人一倍します。

クリスティアーノ・ロナウドのような世界的なスーパースターになりたいから?ワールドカップで優勝したいから?少し下世話な話だけど大金持ちになりたいから?

こういった野望は、正直感じられません。

では、サッカーが好きだから?上手くなりたいから?

このような純粋な動機は岡崎選手も当然持っているだろうけど、この理由が一番ではないそうです。

僕はほめられたいからやっていた典型的な人間。世間からするとダメな例にあたるのかもしれないけど、僕はプロに入ってからもそんな気持ちを持ち続けていた。

 「最近、ちょっと上手くなってきたんじゃないか?」練習後のロッカールームで、さりげなく言われたその一言だけで嬉しかった。 

岡崎選手のインセティブは、「ほめられること」なのです。しかも、コーチやチームメイトなど身近な存在から言われることに喜びを感じています。

きっと、本田圭佑選手やロナウド選手からの口から聞くことができない言葉だと思います。彼らも本当は「ほめられたい」と思っているかもしれませんが、プライドが簡単には言わせないでしょう、きっと。

でも、岡崎選手は正直者だから、カッコ悪いと思われることでも平気でカミングアウトしちゃいます。

じつは、僕も仕事をする上でのインセティブはこれなのです。しかも、岡崎選手同様に上司や仕事仲間から「ほめられる」ことが。

 身近な人から「ほめられる」こと。これって、匿名でアンケートをとったら、スポーツはもとより、何か物事をやるためのインセティブ、ナンバー1の理由ではないでしょか?

岡崎選手はさらに言います。

何よりほめられることで、それまで以上にサッカーを好きになれるんだ。

ちょー分かる。この気持ち!

指導者の皆さん、そして親御さん、子供たちは常にこんな気持ちを持ってますよ。いろいろ言いたいことはあろうかと思いますが、それはひとまず飲み込んで。まずはほめてあげましょう! 

子供のミスの一番の原因は、指導者の「怒り」です

岡崎選手はテクニックがる選手ではないそうです。なので、練習中でもよくミスをするそうです。でも・・・

「なんで、そんな簡単なのができないんだ!?」そんな風に怒られるのが怖くて、僕の場合は何度でも触ってよいルールで練習をしているときのほうがミスすることが多い。逆に、難しいとされるダイレクトでのパス回しのほうが良いプレーが出来たりする。ミスをしてもそれほど怒られることがないので、思いきってやれるのだ。そして、そのほうがたいてい良いプレーにつながる。

 ミスをするから怒られる。

怒られるからミスをする。

この岡崎選手の文章も示唆に富んでいます。

断言しちゃいます。子供たちのミスを誘発させている一番の原因は、指導者が「怒る」ことです。

指導者たるもの、子供の成長を願うのであれば、きれいで優しい言葉を多用しましょうね。

人の失敗に勇気をもらう

テクニックのある選手を見ても、別にうらやましいと思わない。ただ、そんな選手が簡単なトラップミスやパスミスをすると・・・「お、あいつでもこんなミスをするんだ!」そう感じて、ホッとすることがある。そして、ちょっぴり勇気づけられる。「それなら、俺がミスしても不思議じゃないやろ!」そうやって気楽に考えてプレーしたら、今度は意外と上手くプレーできたりする。 

この文章の前段に

僕は本当に小さな人間だ。それを実感して、みじめな気分になることがある。

と岡崎選手は自分の心情を吐露しています。しかし・・・

これ、ありだと思います。僕は。

ポジティブシンキング。否定しません、僕は。でも、これって大事だよ、と言われてもなかなかできることではありません。

劣等感を持っている子供や、なかなか結果が出ない子供は特にできないと思います。

ファインプレーのビデオを見せることで良いイメージを刷り込ませるより、多くの子供たちには、名選手の珍プレーを見せることのほうが平常心を維持でき、好プレーに繋がるのではないでしょうか?

最後に

正直、読みやすい文章ではなかったです。でも、岡崎選手が思いのまま正直につづってくれたおかげで、丁寧に読見込めば、この本は、子供たちに勇気と安心を、そして大人には反省と指導の方向性を示してくれる良書ではないでしょうか。