劉衛流(空手)道場生、くぼけん’Sブログ

沖縄劉衛流龍鳳会香織龍鳳館で空手を学んでます。空手大好き、海大好き、沖縄大好き。そんな気持ちを伝えていきたいです。

あまり期待に添えなかったな・・・と思っていたら・・・

今回、総務・経理の責任者にと声をかけてもらって入社した会社を、思うところがあって退職した・・・

 正直、辞める理由たる、たくさんの思うところがあったのだが、その多くはネガティブなものだ。

ポジティブが推奨される現代、「そんなネガティブな理由で辞める奴は、やめてからも上手くいかないよ。」と、あっさり切り捨てられそうである。

 でも、働き人生も残りわずかだと思うので、ここは敢えてわがままを突き通させてもらった。

 

退職理由ではないんだけど、今回の退職に当たって、「自分が満足できる仕事ができなかった、申し訳ない。」という気持ちは強い。

 

だから、逆説的ではあるが「まぁ、俺が辞めても困る人、惜しむ人はいない。迷惑はかけないよな。」という安心した気持ちで今回の決断ができた。

しかし、そうでもなかったみたい。

 

まず驚いたのが、顧問契約をしている社労士事務所の反応だ。

先日、助成金申請の件で、担当者2人が作業内容を説明し来社したときだった。

担当者は二人とも女性だ(やはり男よりは女性がいい。)。

打合せも終わり、とりとめもない話で盛り上がっているなか、

「じつは、私、今月末で退職するんです。」と切り出した。

「えっ!?」顔を見合わせる2人。

「ショックです。。。ショックすぎて今までの話が全部吹っ飛びました・・・」と。

「くぼたさ~ん。ウソですよね。」、懇願するようなウルウルした瞳で訴えてくる。

あれ?もしかして俺のこと好き?

2人は既婚者である。子供もいる。もちろん俺も既婚で子供もいる。

「危険だ、危険な情事だ。」

心の緊急警報機が発動される。「うぅ〜〜〜〜〜」

 

「窪田さんが担当者なので、安心してたんです。正直、私たち、御社に対しては苦労しなくて済むと話していたんです。」と。

 

「そっちかい!!」と少し残念なような、でも安心したような。

 

やはり中小企業だと、人材不足は否めず、ルーティーン以外の仕事をお願いすると特に、きっちりかつ期限内にやってくれるところはほとんどないそうだ。だから、彼女たちは、そのフォローで大変苦労しているとのことであった。

 

ところが、どんな誤解からかは分からないが、この社労士事務所内での俺の評価は、代表である某H社労士を筆頭に抜群らしく「あそこは、出来る担当者がいるから大丈夫。」と思われているそうだ。

 

「なぜかしらん?」というのが正直な俺の感想だが、悪い気はしない。

 

「社長と後任者にはきちんと引継しておきますので、安心してくださいな。」と2人をなだめる俺であった。

 

自分では、可もなく不可もなく、でも、キチンやってと迷惑はかけまい、と思って遂行したレベルの仕事であっても、受け手は思わぬ評価をしてくれるものなんだなと。

なんか、ますます、手抜きしずらいじゃんっと、少し恨めしくもあるが、あらためて気持ちも引きしまる。

 

次は真面目すぎると評判な、ベテラン営業職の社員の反応。

中小企業は総じて人の入れ替えが激し。で、大抵、総務・経理といった事務職と営業職は仲が悪い。

会社全体の公式行事以外で、両者がプライベートで飲みに行くようなことはほとんどないといった風土がそこにはある。

この会社も例外ではなく、歴代の総務・経理担当者と営業職の社員との関係は、芳しいものとは言えなかったようだ。

自分はどうだったかというと、営業職の社員と仲が悪いということはなかったが、プライベートで飲みに行くようなことはなかった。

ところがである、やめる段になって、この真面目すぎると評判な社員が、

「くぼたさん、辞めるんですって?まじですか?うーん・・飲み会セッティングしますので、ぜひ飲みに行きましょう。」と自分が辞めることを残念がってくれ、かつ自分のために飲み会をセッティングしてくれるというのだ。

会社がセッティングした、いかにもという送別会は、失礼ではあるがそれほど思うものはない。だが、自分の仕事ぶりが評価されたのか、人柄が評価されたのか分からないが、こういった個人的な申し出は、本当にうれしく思うのだ。

 

また、今回、花形の営業職から縁の下の力持ちの加工場に異動になった社員。

おもむろに近寄ってきて、「がんばってくださいね。」と握手をしてきた。で、「くぼたさんの電話番号を教えてもらえます?」と。

もちろん、よろこんで教えた。

それがどうしたの?といわれそうな、たったそれだけのことだけど、なんだか、「俺みたいなものでも必要とされていた。」と感じられ嬉しく思った。

 

そんなこんなで、辞めるにあたって、些細ではあるが、嬉しく、そして「あ〜、俺、ちゃんとみんなに役立つような仕事で来てたんじゃないかな。」という自信につながる出来事があった。

社長や経営幹部ではなく、外部、そして一線で働く社員からというところに自分は価値を感じるのであった。 

 

 これからも真摯に、頑張っていかなくちゃ。