劉衛流(空手)道場生、くぼけん’Sブログ

沖縄劉衛流龍鳳会香織龍鳳館で空手を学んでます。空手大好き、海大好き、沖縄大好き。そんな気持ちを伝えていきたいです。

目力を鍛えたければぜひスーパーへ!空手家はどんなときでも修行を怠らないのだ!

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 以前勤めていた職場の後輩Kに、U高校空手部のOBがいた。

ちなみにU高校は沖縄県内屈指の空手強豪校だ。

 

もう、かなり前の話になるのだが、後輩Kと空手の話をしていて、当時空手形世界王者だった、Tさんという女子選手の話題になった。後輩KはTさんの空手部の先輩だ。

 

「Tなんですけど、あれ、絶対やばいっすよ。」

「やばい?どういうこと?変態ってこと?いいね~。」

「いや、変態とは言ってません。どういう頭してるんですか。変態はあなたでしょ。」

「俺のこと変態って。一応、俺、お前の先輩だぞ、ニャロメー。で?」

「いや、先日、スーパーに行ったら、買い物しているTを見かけたんですけど、怖い顔して商品をにらみつけてたんですよ。で、なにかあるのかなと、Tがにらんでいたものを確認したんですけど、ただの牛乳だったんですよ、それ。」

「牛乳?牛乳か。賞味期限とか見てたのかね。」

「いや、それが、その後も、キュウリやら肉やら、片っ端からにらみつけて。2、3歩進むたびに、ギロって感じで。もう、怖くて声をかけられなかったっすよ。」

「まじ?それは変態・・いや、少し変わってるね。何してたんだろう。」

「おそらくですけど、目力を鍛えていたんじゃないかと。」

「目力?なに、それ?」

「空手の形競技では、演武も大事ですけど、この目力ってのも大事でして。眼光鋭いほうが強そうに見えるでしょ?」

「なるほど。ガンのつけあい、飛ばしあい♪って横浜銀蝿みたいだな。」

「古っ。まあ、でも、そんなもんです。当時は空手部の先生から、試合中のまばたきすら禁じらてましたから。」

「それは、きびしいね。おれ、無理だわ。ドライアイだもん。あー、まばたきできないと思っただけで目がシパシパしてきたぞ。でも、ちょっとTさんにらまれてみたい気もするな。今度、キャベツの山の中に紛れて顔だけ出して、彼女を待ってみようかな。で、目が合ったらヤッホーって。笑ってくれるかな、彼女?」

「さすが変態ですね。でも、そんなふざけたことをしたら、確実にTにやられますね。まじ、ただじゃすまないっすよ。」

「まじ?」

「まじっす。形の選手の突きや蹴りの破壊力、半端じゃないっすよ。まあ、先輩なら1発で病院送りっすね。」

「それはずいぶんと恐ろしい話だね。ふざけないほうがいいかもね。」

「そうですね。Tにぶっ殺されたくなければ、そんな変態な真似、絶対しないでくださいね。」

 

この話を聞いて、一流の空手家は、日々の生活の中でも修行をしているんだ、と少なからず驚きを感じ、そして感心した。

と同時に、そのような方々の逆鱗に触れぬよう細心の注意を払って生活せねばと思ったものだ。だから、キャベツの山に紛れることは自重している。長生きしたいもんね。

 

ということで、今回、このエピソードを書く際も、Tさんの逆鱗にでも触れたりしたら命の保証がないと思い、全編にわたり実名は避け、だれにもTさんが特定されないよう、細心の注意を払った。これならTさんの正体はだれにも分からないはずだ。

 

もし、ばれたときは・・・

 

8時ちょうどの電車で、私は旅立ちます。・・・